僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 沖田円
僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 (スターツ出版文庫)
- 作者: 沖田円
- 出版社/メーカー: スターツ出版
- 発売日: 2015/12/28
- メディア: 文庫
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今日の午後、ふと「何冊も積ん読状態の本あるし、暇だから*1本読んでみるかー」と思い立って緑茶を淹れたのが最後。一気に読了。
私は本を読むとき、登場人物とどこか似通った部分があるような実在の人物をイメージしてしまうことがあるのですが。今回の登場人物「ハナ」くんは、私にとってはSexyZone 松島聡さんでした。(各方面の方々に謝罪)
家族のことで悩む「セイ」ちゃんの前に現れた、「ハナ」くん。彼もまた、重大な秘密を抱えていました。
けれど、どこかほわほわした雰囲気をもっていた「ハナ」くんからは、彼にとってその秘密がどんなに重たいものなのか、知ることは難しく。
「ハナ」くんは「セイ」ちゃんの光で。(実は「セイ」ちゃんもまた「ハナ」くんの光だったのですが)
読後はとても優しい気持ちになれました。あと、ところどころで泣きました。笑 ティッシュの山と共に読了←
「掟上今日子の備忘録」が好き!という方にはドンピシャの小説じゃないかなーと思います。
最後に、私の好きな場面を少しだけ引用してみようと思います。(著作権上の問題等ありましたら、コメントでお知らせいただけると幸いです。)
177ページより
(前略)
「ううん。ハナのお兄さんに聞いた。さっきまでわたし、お兄さんとデートしてたんだよ」
ハナの目が丸くなる。それはあんまり見たことのない、本気で驚いているときの表情だ。
「うそ。兄貴と、セイちゃんがデート!?」
「うん、ほんと。駅前のカフェでお茶してきた」
「何それ!ずるいだろ兄貴のやつ」
フイ、と顔を逸らすハナにあれ、と思った。
「ハナ、もしかしてヤキモチ焼いてる?」
そんなことあるわけないってお兄さんには言ったけど、もしかしてもしかすると、変な期待しちゃってもいいなら。
「・・・・・・悪い?」
(後略)
ヤキモチ焼くハナちゃん(って呼びたくなる)かわいい。
*1:本当は今日勉強しなきゃいけない。現実逃避
砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない 桜庭一樹
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: 文庫
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記念すべきこのブログでの初投稿。
猟奇的な場面もあったけれど、私の脳内では藻屑ちゃんがHey! Say! JUMPの伊野尾慧さんで再生されました。(各方面ごめんなさい。)*1
*1:ジャニーズ好きの性